▼23歳で漫画家デビュー

  • 子供の頃から絵を描くのが得意だった高木さんは、高校卒業後はアルバイトをしながら少女漫画を描いては出版社に持ち込む日々を送っていた。
  • 有名な漫画家のアシスタントを経て、とんとん拍子で23歳ときに4コマ漫画でデビュー。
  • 双葉社「まんがランド」で「お嬢様は行く!」の連載が決まり3年間続く
  • 27歳時に結婚。女は目立たないで夫を陰で支えるものとい古風な考えだった

高木さんは漫画家の仕事をやめて専業主婦に。娘を出産し子育に専念する。

  • しかし、夫の暴力とギャンブル依存症で借金が膨らみ、子供の養育費もギャンブルに使われてしまう。
  • 友人の紹介で漫画家アシスタントのアルバイトを始めるが、そのお金もギャンブルに使われてしまう。
    31歳のときに離婚、シングルマザーに。娘のMちゃんを連れて家をでる。

▼36歳のときに若手漫画家と恋に落ちる

  • どうにか生活費を稼がなければならないと思い、様々な出版社へ企画を持ち込む。
  • そんな中、竹書房「ほんとうにあったゆかいな話」で高木さんの企画ページが連載となる。
  • 36歳とき、漫画家達のパーティーでの友人の紹介で若手漫画家のFさんと知り合い、

その後二人は恋に落ちる。

▼漫画家Fさんと一緒に暮らすようになり事実婚状態

  • 「ちえこさん僕の子供を産んでほしい!」と言われ、娘のMちゃんをつれて一緒に暮らすように。
  • 漫画のアシスタント業が得意だったさちこさんの支えもあってFさんの連載が何本も決まり、仕事場には大勢のスタッフが参加するように。
  • 高木さんはマネージャー的な存在でもあり事実婚状態。充実した生活を送っていた。

・しかし10年が過ぎた頃、Fさんの仕事が激減しはじめる。スタッフも次々辞めていき、この事態にかなりナーバスになっていた深谷さんは、ある日突然「家族を解散しよう」と言い出す。

  • 高木さんは目の前が真っ暗に。この時、Mちゃんは、短大に合格し、入学金・授業料を支払ったばかりで貯金もなくなっていた。
  • 「高校を卒業するまでのMちゃんの面倒はみます」と言ってきたFさん。

あまりに突然な宣告に高木さんは、「ともかくすぐに引っ越します!私の子供なんだからあなたのお世話になりません」とむきになって家を飛び出した。

  • 家なしとなった高木さんは、Mちゃんと一緒に暮らす家を探すことに。

そんな母子に部屋をかしてくれる不動さん屋さんはなかなかおらず、途方にくれていた高木さん。
●知人を頼って相談をすると、知り合いにSさんという地主さんがいて、その土地に建てた小さ な小屋に住み、自分で野菜を育てそれを売って生活している人を紹介してくれることに。

  • 翌日、Sさんに会いにその場所に行ってみると、100坪の土地小さな小屋。畑では野菜が少し育ててある、というそんな場所だった
  • 「僕はここで音楽をしながら“自給自足”の生活を独学でやっていたんです。この小屋は音楽の練習用に使ってたんです。今は自宅で音楽スタジオを作りここは使わなくなったんで、ここ使っていいですよ!」と話すSさん。
  • お金もない、帰るところもない高木さんは、「ぜひここに住まわせてください!とお願し、その小屋に済ませてもらう事になった。

 

・しかし、そこでの自給自足生活はかなり大変。

・水道も下水道も通っていない

・飲み水以外の生活用水は雨水で賄わなければならない

・火はカセットコンロ
・お風呂はドラム缶風呂(廃材を燃やして夜中に入る)

・洗濯機、掃除機もなく手作業

・鶏が1日1個の卵を産む

・トイレは手づくり(ぬかを発酵させそこに便をする。小便は肥料にまく)

・電気は2枚の太陽光パネル頼り。(冬は携帯の充電をするとすぐになくなる)

・ごはんのかわりに実(スタチン)をとって食べる

・お菓子・・・猫じゃらし

  • 家賃も光熱費もタダだがかなり大変な生活。虫、野菜、肥料の勉強をすることになり、わからない事は図書館に行きリサーチ。1日があっという間に過ぎていった。

 

▼小屋での生活を娘に告白。

  • この時、娘のMちゃんは、Fさんの家で暮らしていた。
  • 小屋の中はすごい虫だらけで、虫が大嫌いな娘がここに住むわけがないと思い、ここでの生活を話す勇気はでなかった。
  • 毎日、Mちゃんメールのやりとりをしていたが、なかなか切り出せず。

家から飛び出して1か月が過ぎたころ、ようやく南さんにこの生活を打ち明けた。

  • 高木「とりあえず小さい小屋でね、今生活しているのよ!遊びに来ない?」、とメールに書くが、娘に信じてもらえず無視される。

 

  • しつこくメールするも、「小屋?」「忙しいからまた時間できたら行く・・」

と全然興味をもってもらえない。

  • そこから1か月が過ぎ、身内の法事でMちゃんと隣の席になり、「小屋に住んでいるの!アパートじゃあなたの猫が飼えないでしょ、猫を連れて遊びにおいでよ!」としつこく誘うと、ついに、その小屋にやってくることになった。
  • 「へ~ 」と一言って部屋中を見回すMちゃん。高木さんの生活ぶりを話すと「ニコ」と笑い、6か月振りの親子の会話は弾んだ。
  • しかし、Mちゃんは「また来るね!」と泊まらないで帰ってしまった。

その日から高木さんは、とにかく2人で一緒に暮らす家を探そう、と思ったそう。

高木さんが住むその場所は、夜になるとヤンキー達が大勢集まり集会をする場所になっていた。

ヤンキー達は物置小屋で人が住んでいるとは思わず、ドア開けようとしたり壁におしっこをしたりとしていた

  • 高木さんは、小屋の中に人が住んでいる事が悟られないよう、ヤンキー達が帰るまで静かに震えていた。

 ▼偶然、18歳の頃に書いた漫画発見。あの頃の熱い想いが湧きあがって来る

  • 「生きていくのが精いっぱいで生活費は稼げない。漫画家として生きていくなんて、そもそも才能ないし・・・」ちえこさん生きる意味を考え始めるようになった。
  • このままでいいのか?どうやってMちゃんと生きていくのか?娘にも認めてもらいたい。そんな思いがぐるぐる回り、思い悩んでいた。
  • 自給自足生活が6か月たったころ、図書館からの帰り路、商店街で開かれていた移動の古本屋市に立ち寄った。そして、山積みになった雑誌に手をのばすと見覚えのある雑誌が目に入った。
  • 18歳の時、漫画雑誌「ビックリハウス」に投稿し、「細野晴臣賞」をとり、それが掲載された号だった。(※「細野晴臣賞」:細野晴臣に、将来、才能あふれるマンガ家になると絶賛された)
  • 18歳のとき、「絶対に漫画家になるんだ!」と、強い意志で書いた漫画。それを見て、もう1度漫画を描いてみようと振るい立った高木さん。

しかし小屋には机が無い。高木さんは床で漫画を描き始めた。

▼漫画の持ち込みをやっていると、意外な展開に

  • 再び漫画を書きあげた高木さんは、様々な出版社への持ち込みを行った。
  • その中で、興味をしめしてくれたのが角川出版。
  • 「熱意は伝わるが。・・また持ってきてください。いつでもお待ちしています!」。

帰ろうとしたところ、「どこにお住まいなんですか?」と尋ねられる。

  • 高木さんは、小さな小屋での自給自足生活について正直に話すと、「え?それは面白い!それを漫画にしてみては?」とくいついてきた。
  • その頃は、震災から間もない時期。便利で機能的ではない生活した主婦の経験は、みんなの役に立つテーマではありませんか?と編集長は言い出した。
  • 高木さんは小屋での生活を続けながら、その1年後、「角川 月刊コミックビーム」で「シングルマザーの自給自足生活入門」の連載をはじめることになる。

▼漫画は人気となり2冊の文庫本に。Mちゃんと一緒に現在は長屋で暮らし始める。

 

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  • 49歳にして漫画家として再デビューを果たした高木さん。漫画は人気となり2冊の文庫本に。

その後、娘を呼び戻し、親子での生活を始めることに。

現在は。2人で長屋で生活している。